Un Concert de Piano Excentrique : 2002
〜第3回 こだわりのあるピアノ弾きとその仲間達による大演奏会〜

= 曲目解説・演奏者メッセージ =


演奏の抜粋映像 演奏の抜粋映像付き


10. アルベニス/アスレーホス 大渕良弘
N.R-コルサコフ=シフラ/演奏会用練習曲第1番(熊蜂の飛行)
ハチャトゥリアン=シフラ/剣の舞
<プロフィール>
北大ピアノクラブOBの大渕と申します。現在札幌で公務員として働く傍ら、ピアノンノというサークルで細々と演奏活動を続けております。今回縁がありましてこの凄い演奏会に出演させていただくこととなりました。皆さんのこだわりに圧倒されないよう、背伸びして濃い目の曲目とさせていただきましたが、気負い過ぎ&欲張り過ぎだったと今更ながら後悔しています。当初の意気込みだけでもお伝えできるよう頑張ります。
<曲目紹介>
アルベニスのアスレーホスは最晩年に1曲のみ作曲されました。アスレーホスとはイスラム文化由来の綺麗な模様が描かれた伝統的なタイルのことですが、やはりこの曲も格調高く、異国の香りが漂っています。当初の構想どおり組曲が完成してさえいれば・・・、という想いを禁じえないほど魅力的な作品です。今回の選曲で最後まで迷ったのがシフラの2曲目「剣の舞」でした。理由は、自分の爪、自宅のピアノの弦、そしてホールのピアノの音までをボロボロにしてしまうからです。特に微妙に変化を続ける左手跳躍の和音を執拗に拾おうとして、外し方を一歩間違えるとこれが悲惨な結果を生むのです。芸のためにどこまで体を張るべきか、真剣に悩んでしまいます(笑)。コレと比較すると1曲目の「熊蜂の飛行」は演奏者にもピアノにも実に優しい曲です(?)。現在大ブレイク中であるカプースチンはモスクワ音楽院出身のジャズピアニスト兼作曲家です。出世作である8つの演奏会用練習曲の中でも、第7曲「間奏曲」は最も親しみ易く、小粋な名曲です。が、シフラの後のお口直しにどうぞ、と言うには後半の重音攻撃が野暮ったくなりそう(泣)。
<音源情報>
I.アルベニス アスレーホス
EMI CDM 7 64523 2 「Alicia de Larrocha / Isaac Albeniz Obras para piano」
私はこの1枚しか知りません。こんなにいい曲なのに、どうして誰も録音しないの??
N.R-コルサコフ=G.シフラ 演奏会用練習曲第1番(熊蜂の飛行)
EMI TOCE-9503 「ジョルジュ・シフラ / 超絶のブラームス(ピアニストへのメッセージ)」
カツァリスやヴォロドスも悪くはないですが、やはりシフラ節が一番!
A.ハチャトゥリアン=G.シフラ 剣の舞
APR (すみません、CD貸し出し中のため現在確認とれません。)
Piano e forte(APR2000)というカタログCDで素晴らしい自演が聴けます。楽譜が出版されたのでこれからメジャーになるでしょう(嘘)。
N.カプースチン 8つの演奏会用練習曲Op.40より 第7曲「間奏曲」
Triton DICC-24058 「カプースチン自作自演集Vol.1」
この曲も自作自演の1枚しか知りません。カプースチンの名演を超えるのは難しいでしょうが、いろんなピアニスト達が違った感性で演奏しても面白い曲だと思います。


■ 演奏の抜粋映像(画像部分をクリックしてください) 演奏の抜粋映像
 芸のためには体を張ることをモットーとしている私にとって、これまでにも無茶な曲には何度か挑戦し、 気合いだけで誤魔化し続けてきたのですが、さすがに「剣の舞」では誤魔化すというレベルを超えて(結果として) 大編曲してしまいました(大汗)。 練習を始めた当初は「楽譜の音符は一音残らず拾いまくるぞ!」と意気込んだのですが、 1ヶ月前には「和音なんてどうでもいいからテンポだけでもキープを」と早くも妥協を決め、 1週間前頃から「とにかく気合いじゃ気合い!」と細部を全て諦めた挙句、 気合いが空回りして指もボロボロになり、本番では案の定無茶苦茶な演奏になりました。 ちなみに今は「こんな曲二度と弾くもんか!」。
 一方、「剣の舞」の前に弾いた「熊蜂」。魔が挿したのでしょうか、当日はあろうことか安全運転の誘惑に負け、 しかしそれでも指がついて行かず、駄演に終わりました。
 二曲揃えて・・・鳴かず飛ばず。無念。


演奏会プログラム】へ




[TOPページへ]


Any comments can be e-mail to the address below...
HiRo [ hiro105@cc.rim.or.jp ]

Copyright © HiRo, All rights reserved.