バッハのオリジナル曲・音盤紹介
Samuel Feinberg - Russian Piano School
Samuel Feinberg - Russian Piano School

Das Wohltemperierte Klavier BWV 846-893

Disc 1 - Preludes and Fugues I - XII
Disc 2 - Preludes and Fugues XIII - XXIV
Disc 3 - Preludes and Fugues I - XII
Disc 4 - Preludes and Fugues XIII - XXIV

  • Piano: Samuel Feinberg
  • Label: Russian Compact Disc, 1996 - (RCD16231) Recorded in 1958 - 1961

 サムイル・フェインベルグというと、ロシアで初めてバッハの平均律の全曲演奏(モスクワ音楽院の卒業演奏でしたっけ)と、 全曲録音(1961年、メロディア)を成し遂げたピアニストであり、自他共に認めるバッハ弾きだったと言われています。 フェインベルグの音源との出会いは、Tri-Mからリリースされている3枚のCD(バッハ、ベートーヴェン、シューマン)で、 私は当時バッハの平均律を全曲収録している音源が存在することは知りませんでした。 その後あるオークションで平均律第2巻のLPを手に入れることができました。 ヒストリカルとはいえ60年代に入っているわりには音質が良いとは言い難いものですが、緩急や強弱が多く、 また不思議な浮揚感がある演奏で、なぜか次へ次へと曲を聴きたくなるような感覚を覚えるものでした。 そのころ、Web上で何度も検索をつづけ、ようやく第1巻・第2巻ともにCDとして収録されているものを見つけて購入したのがここで紹介するCDです。 当然このCDには上述のLPに収録されている内容も全て含まれています。 一時代前の演奏解釈と片づけてしまうのは簡単ですが、この音源のように全曲を通して聴きたくなるように思わせる、 表情豊かな演奏が他にあるものでしょうか。 いくつかの曲は若干テンポが速いように思える解釈がありますが、第1巻第1曲、同第24曲など、なんとも味わい深い演奏です。

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