コルトー編のバッハピアノ編曲が収録されたCD

アルフレッド・コルトー、言わずと知れた大ピアニストですがバッハの曲も幾つか編曲しています。最も有名なのは、協奏曲 BWV1056の第2楽章を「アリオーソ」として編曲したもの。これは多くの録音があります。また、有名なトッカータとフーガ ニ短調 BWV 565も編曲しており、これもいくつか録音が残っています。それ以外にはオルガン協奏曲 ニ短調 BWV 596があり、コルトー本人の録音が残されていますが、今のところ楽譜の存在が確認できていません。
さらに、協奏曲 BWV 1052と協奏曲 BWV1056の二台ピアノ用の編曲(リダクション)も残しています(確認できていないだけで、他にもあるかもしれません)。

さて、今回は最近リリースされたものも含め、コルトー編曲のバッハが収録されたCDを紹介します。

まずは中国のピアニスト、ユエ・へ の演奏で『アルフレッド・コルトーによるピアノ独奏編曲集』。バッハのアリオーソトッカータとフーガの他、フォーレ、フランク、シューベルト、ショパンなどの名曲の編曲が含まれています。コルトーのピアノソロ用編曲だけを並べたCDというのは今まで他に無く、極めて意欲的な取り組みといえるでしょう。

次に、去年ハイペリオンから出たスティーブン・ハフの 『Stephen Hough's French Album』 。こちらもアリオーソトッカータとフーガですが、トッカータとフーガはさらにハフが華やかにアレンジしています。

最後にもう一つ、コルトー本人の演奏によるブランデンブルク協奏曲集のCD。ブランデンブルク協奏曲はコルトー指揮(第5番は弾き振り)でオケ付きですが、余白にピアノソロ編曲であるアリオーソオルガン協奏曲 ニ短調 BWV 596が収録されています。これは必聴です。

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プロフィール

田中 博幸 (Hiroyuki Tanaka
hiro105@cc.rim.or.jp
音楽、バッハ、ピアノが好きなサラリーマン。バッハのピアノ編曲に関する楽譜/音源を収集、研究している。フーガやカノンなどの対位法的楽曲を好む。ピアノの他、和声と対位法を勉強中。片手のためのピアノ編曲を創作。「左手のアーカイブ」プロジェクトで編曲家として活動。
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IMSLPに公開した作品は、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 非移植 ライセンスに基づく。

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