左手のためのパッサカリア(BWV 582より)

バッハ片手用編曲の19曲目です。パッサカリア ハ短調 BWV 582(ただしフーガは除く)を、左手だけで演奏できるように編曲しました。低音域から高音域まで、またPPからFFまで広く使い、演奏会用途を意識した編曲です。

J. S. Bach/ Passacaglia in c minor, BWV 582 (except fugue) transcribed for piano left hand only by Hiroyuki Tanaka

原曲は有名なオルガン曲、手鍵盤+足鍵盤の曲を片手だけにするのはなかなか大変ですが、足鍵盤はほとんどがテーマを演奏していて、かつ二分音符+四分音符の同じリズムのため、片手で弾くための工夫が比較的しやすかったです。大変なのは手鍵盤+足鍵盤がそれぞれ大きく動くような変奏部分や、五〜六声まで厚くなる終結部などで、どう編曲するか音の構成を何度も考え直しました。フーガ部分はさらに複雑で、編曲を断念せざるを得ませんでしたが、フーガに入る前までの20の変奏は全て編曲しました。

今年は色々と大変で、創作はあまりたくさん残せなかったのですが、その中でも何とか規模が大きい1曲を完成できて良かったです。


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プロフィール

田中 博幸 (Hiroyuki Tanaka
hiro105@cc.rim.or.jp
音楽、バッハ、ピアノが好きなサラリーマン。バッハのピアノ編曲に関する楽譜/音源を収集、研究している。フーガやカノンなどの対位法的楽曲を好む。ピアノの他、和声と対位法を勉強中。片手のためのピアノ編曲を創作。「左手のアーカイブ」プロジェクトで編曲家として活動。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
IMSLPに公開した作品は、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 非移植 ライセンスに基づく。

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