「こだわり」のCD聴き比べ
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30
(基礎データ)初演は作曲者自身の独奏・Walter Damroschの指揮、New York Philharmonicの伴奏で1909年11月28日に行われました。翌年1月16日には同じオーケストラで作曲者自身の独奏・Gustav Mahlerの指揮という巨匠同士の顔合わせが実現しています。被献呈者はあのJosef Hoffman。曲自体もビッグですが、この曲にまつわる人たちもみんなビッグです。 (2種類のCadenza)1楽章の終盤に作曲者自身によるCadenzaが2種類設定されていて両者は基本的な流れは一緒ですが、Ossiaの標記があるVersionの方が複雑です。CDを買って最初に聴くときの楽しみの一つは、どちらのVersionを独奏者が選択しているかということです。Ashkenazyのように複数の録音の中で両方を演奏している場合もあります。 (音源に関して)この曲は同じ独奏者による異演が多いのが特徴です。Horowitzが最多で(6種?)でしょうか?Ashkenazyのスタジオ録音のみ(!!)で4種もあっぱれ。同じ独奏者ならバックのオーケストラで比べるのも一興です。ちなみに指揮者として一番登場回数の多いのは、私の知る限りOrmandyの3種類でしょうか?その一方で2番を複数録音しているのに、3番を一回もレコーディングしていない有名人もKatchen、Moiseiwitsch、Richter、Rubinsteinなど沢山います。 (皆さんはどの演奏を選びますか?)選択の際には演奏内容そのものが判断材料になることは言うまでもありませんが、この曲は今挙げた要素の他、カットの方法、スタジオ・ライブ録音の差など他の判断材料にも事欠きません。さあ、あなたのお気に入りはどれですか? (Special Thanks To 濱川朋先生) 〔推薦盤登録〕〔一覧〕〔「こだわり」ホームページへ〕
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