バッハの音楽の曲目データベース

編曲数: 25曲
■原曲情報
BWV 1006 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 ホ長調 ホ長調

■編曲一覧
BWV 編曲者 曲名 調性 楽譜 音源
BWV 1006/1 ラフマニノフ 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より 「前奏曲」 ホ長調
BWV 1006/3 ラフマニノフ 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より 「ガヴォット」 ホ長調
BWV 1006/7 ラフマニノフ 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より 「ジーグ」 ホ長調
BWV 1006/3 サンサーンス 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より「ガヴォット」 ホ長調
BWV 1006/3 フリードマン 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より「ロンド風ガヴォット」 ホ長調
BWV 1006/3 カツァリス 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より「ガヴォット」 ホ長調 ×
BWV 1006/1 ハインツェ 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より「前奏曲」 ホ長調 ×
BWV 1006/3 ハインツェ 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より「ロンド風ガヴォット」 ホ長調 ×
BWV 1006/3 ムストネン パラフレーズ「ロンド風ガヴォット」 (調性なし)
BWV 1006 レオンハルト パルティータ イ長調(無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番) イ長調
BWV 1006 アスペレン パルティータ ト長調(無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番) ト長調 ×
BWV 1006/1 フィリップ バッハよる4つの練習曲 第1番 「前奏曲」(左手のための) ホ長調 ×
BWV 1006/3 ジョセフィー 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より「ガヴォット」(左手のための) ホ長調 ×
BWV 1006/2 ラフ 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より「ルール」 ホ長調 ×
BWV 1006/3 ラフ 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より「ガヴォット」 ホ長調 ×
BWV 1006/4 ラフ 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より「メヌエット」 ホ長調 ×
BWV 1006/5 ラフ 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より「ブーレ」 ホ長調 ×
BWV 1006/6 ラフ 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より「ジーグ」 ホ長調 ×
BWV 1006/1 マネス 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より 「前奏曲」 ホ長調 ×
BWV 1006/1 スレンチェンスキ 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より 「前奏曲」 ホ長調
BWV 1006/3 パウエル 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より「ロンド風ガヴォット」 ホ長調 ×
BWV 1006/1 ルバック 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より「前奏曲」 ホ長調 ×
BWV 1006/1 ライネッケ 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より「前奏曲」 ホ長調 ×
BWV 1006/3 バーマイスター 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 第3番 より「ロンド風ガヴォット」 ホ長調 ×
BWV 1006 エヴァンス W. パルティータ 第3番 ヘ長調(無伴奏ヴァイオリンパルティータ ホ長調) ヘ長調


■曲目・編曲内容解説

前奏曲、ルール、ロンド風ガヴォット、メヌエットI、メヌエットII、ブーレ、ジーグの7曲からなる組曲です。 明るく朗らかな雰囲気に支配された楽曲で、親しみやすく人気がある曲です。
バッハもこの音楽は気に入っていたようで、カンタータ第29番の序曲としてこの音楽を管弦楽曲に編曲し用いています。 ピアノ編曲もカンタータの序曲をもとにしたものがいくつかあります。 さらに、バッハ自身の手による鍵盤楽器用(ラウテンヴェルク?)またはリュート用に 編曲されたものとされる楽譜が残されています(BWV 1006a)。
その他では、イザイは自作の無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番にて、この前奏曲の音楽を用いています。
(Bach/ Prelude from Partita No.3 for violin solo)
Bach/ Prelude from Partita No.3 for violin solo
(Bach/ Gavotte en Rondeau from Partita No.3 for violin solo)
Bach/ Gavotte from Partita No.3 for violin solo

バッハ=ラフマニノフ
組曲全7曲のうち「前奏曲」「ガヴォット」「ジーグ」を編曲しています。 この曲はバッハのピアノ編曲の中で、私が最も好きな曲の一つです。 またピアノ編曲の出来映えとしても最高傑作の部類に入るでしょう。
「ラフマニノフ風バッハ」とでも表現したら良いのでしょうか、バッハの音楽だと思えばそう聞こえてきますし、 ラフマニノフの音楽と思えばそう聞こえてきます。それは追加された和音が近代風だからでしょう、 右下の譜例の3小節目からがそのいい例です。
ブゾーニやゴドフスキーによる無伴奏弦楽器曲のピアノ編曲と同様に、弦楽器の倍音から想像されうる音楽は、 対旋律を伴わせることでピアノで表現しようとしています。音の流れの中に見事に追加された対旋律は、 すべて冒頭の音型から紡ぎ出されています。ゴドフスキーの編曲と大きく異なるのは低音の使い方でしょう。 ラフマニノフの編曲では低音の使用は必要最低限にし、コントラストをより鮮明にしているように思われます。
一方でこの曲を演奏する際には、ラフマニノフの楽曲を演奏するのと同様に高度な演奏テクニックが要求されます。 同じ音域で左右交差・弾き分けする箇所が多く、細かい音型と内在するメロディーをコントロールするのは容易ではありません。
楽譜はBelwin-Mills社から出版されており、比較的容易に入手可能です。

(Bach=Rachmaninoff/ Prelude)
Bach=Rachmaninoff/ Prelude
Bach=Rachmaninoff/ Prelude
バッハ=フリードマン
この編曲もまた優れたもので、組曲の中の1曲ではなく、単独のピアノ曲として完結しています。 ラフマニノフ編よりもより劇的に構成されており、演奏会の曲目としてガヴォットだけを取り上げるのであれば フリードマン編の方が良いかもしれません。
右の譜例は中間部を終えてガヴォットの主題に回帰する場面ですが、そのピアニスティックな書法がよくわかると思います。
(Bach=Friedman/ Gavotte)
Bach=Friedman/ Gavotte
バッハ=ムストネン
これは非常に面白い編曲です。フィンランドのピアニスト、オリ・ムストネン編曲のものです。 曲は高音域でかわいらしく始まりますが、途中から目まぐるしく調が変わっていき、 複調・複リズムで突き進みます。 冒頭部分をMIDI にしてみましたので、譜例を見ながらぜひ聴いてみて下さい。
サンプルMIDI
なお音源は、ムストネン本人の演奏で「A Portrait of Olli Mustonen」(FINLANDIA 4509-95860-2)というアルバムに収録されており、 楽譜はSchottから出版されています。
(ED 9508、ISMN M-001-13286-2)
(Bach=Mustonen/Paraphrase of the third mov. from Partita No.3 for Violin Solo)
Bach=Mustonen/Paraphrase of the third mov. from Partita No.3 for Violin Solo
作成日:2006/04/02

blog記事 2005.02.06: ムストネンのパラフレーズ「ロンド風ガヴォット」

blog記事 2007.08.26: Transcendental Bach (1)

blog記事 2009.03.21: 左手のためのバッハ編曲

blog記事 2014.10.12: レオポルド・マネス編曲のバッハ
【凡例】
楽譜 ○:出版楽譜を所持、△:複写譜を所持、×:不所持
音源 ○:CD・LPを所持、△:非商用録音(アマチュアを含む)を所持、×:不所持


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