2017年5月17日、大阪のザ・フェニックスホールにて、『左手のピアノ音楽史編纂プロジェクト ~バッハを中心とするバロック時代編~』というコンサートが開催されます。ピアニストは智内威雄さんと有馬圭亮さん、左手演奏のみでオールバッハのプログラムを組むという、大変意欲的な取り組みです。この演奏会の中で、私が編曲した曲も演奏されます。
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2年前の冬から、「左手のアーカイブ」内のプロジェクトとして『左手のためのバッハ:小前奏曲集』の編纂(編曲)に取り組んできました。試作を繰り返し、これまでに30曲を超える候補曲が出来上がりましたが、作曲理論や演奏上の方法論など様々な観点から「バッハらしさ」を追求し完成度を高められたものから厳選、6曲ずつを1巻にまとめる方針で製作していきました。昨年6月に第1巻を出版し、第2巻は5月17日のコンサートに合わせて出版・販売開始することになっています。編曲は私のほか、山中哲人氏、作曲家の石坂真帆さん・長谷部瑞季さんとで作成し、演奏の観点からは左手のピアニストである智内威雄さん、有馬圭亮さんから助言を、およびプロジェクトの良き理解者の方々に編集・校訂に協力してもらい、チームとして楽譜を仕上げてきました。

5月17日のコンサートでは、この出版済み第1巻・第2巻の小前奏曲と、近い将来予定している第3巻以降の候補曲やオルガン曲の編曲(田中編)が演奏されます。大曲としてはヴィットゲンシュタイン編曲のシャコンヌも演奏されます。
大変楽しみな演奏会です。

左手のためのバッハ:小前奏曲集 第1巻の収録曲》
1. 小前奏曲 ハ長調 BWV924 (編曲:田中博幸)
2. 小前奏曲 ニ短調 BWV926 (編曲:山中哲人)
3. 小前奏曲 へ長調 BWV927 (編曲:山中哲人)
4. 小前奏曲 変ホ長調 BWV815a/1
  4-1. 展開1 after BWV815a/1 (展開:石坂真帆)
  4-2. 展開2 after BWV815a/1 (展開:長谷部瑞季)
5. 小前奏曲 ハ短調 BWV999 (編曲:田中博幸)
6. 小前奏曲 ト短調 BWV598 (編曲:山中哲人)

Canon realization in the form of variations on bass-ostinato (from Bach's 14 Canons on the first 8 fundamental notes of the Aria from Goldberg Variations, BWV 1087), compiled and transcribed for piano left hand only by Hiroyuki Tanaka.
左手のための、変奏曲形式によるカノンの展開(バッハ:ゴルトベルク変奏曲のバス8音に基づく14のカノン BWV1087)編作:田中博幸
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片手用のバッハ編曲、理論先行型でありつつ演奏・鑑賞にも耐えうる作品が書けました。

BWV1087の14のカノンを、4つのカノン構成要素と10の応用カノンとみなして、カノン構成要素2つで主題提示、10のカノン変奏、カノン構成要素2つに回帰するという構成。10のカノン変奏では、すべてバスは繰り返し、繰り返し時に各対位主題の反行形、逆行形、拡大形、縮小形などを使いました。
同一バス上の変奏とするために、反行形では途中から繰り返し後の途中までという形でまとめ、片手演奏用に音形音域を変更したものも忠実に反行させています。上の譜例で、右上の第10変奏などは、前半は1/2縮小形として、後半は等倍・2倍拡大形をそれぞれバス主題(4倍拡大形)に組み合わせています。

カノンは、本来は複数声部の重なりと掛け合いがあってこそ味わえる魅力がありますが、残念ながら片手用編曲としては離れた音域の複数声部を重ねることは難しいです。一方でバッハが用意した対位主題の反行形、逆行形、拡大形、縮小形などを、バス主題上の変奏曲の形で並べることで新しい魅力が引き出せました。


左手のための組曲 ホ短調 BWV996

Suite in e minor, BWV 996, transcribed for the left hand only by Hiroyuki Tanaka. Happy belated J. S. Bach's birthday.
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プレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、ブーレ、ジーグ、舞曲全てを左手用に編曲しました。
以前プレリュードの前半を小前奏曲として作っていましたが、後半のフガートもうまく編曲できたため、全曲の編曲に挑戦してみることにしました。
結果、ジーグ以外はかなりうまくいったと思います。ジーグについてはやや弾きづらく、改善の余地があります。
また、全体的に音域が低い方に偏っているため、イ短調にして少し音域を上げても良いかもしれません。

 少しずつ整理を続けている編曲曲目データベース、登録した編曲の数が1,000曲を超えました。まだまだ整理は終わらないのですが・・・。

 さて、当サイトの曲目データベースは、オリジナル曲観点で編曲の有無・種類を一覧化する「バッハの音楽の曲目データベース」と、編曲曲目観点で一覧化する「バッハの音楽の編曲曲目データベース」があります。ピアノ・ソロ用編曲以外にも2台ピアノ用、連弾用、片手用の編曲の登録も増えてきて、いくつかお問合わせもいただくことがあるため、「バッハの音楽の編曲曲目データベース」については、編曲者名や調性に加え、新たに編成による絞込検索ができるように機能を追加しました。


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今まで何度か取り上げてきた、ターリアピエトラ(Gino Tagliapietra, 1887-1955) 編曲のパッサカリア (昨年秋の記事「ブゾーニ関連の2台ピアノ作品CD/DVD」や、六年前の記事「2台ピアノ編のパッサカリア」)について、ついに出版譜で入手することができました。
Ricordiから1955年に出版されたものです。あらためて、譜例とともに紹介したいと思います。

Bach=Tagliapietra/ Passacaglia in C minor BWV 582 (free transcription for two pianos)
↑冒頭はこのように3オクターブで演奏されます。

Bach=Tagliapietra/ Passacaglia in C minor BWV 582 (free transcription for two pianos)
↑旋律の端々をオクターブ化し、かつオクターブ上・下への移動によって広い音域を使って壮大さを表現するとともに、弾きやすさも確保しています。もし全てオクターブになっていたら弾きづらくかつ鈍重になっていたことでしょう。

Bach=Tagliapietra/ Passacaglia in C minor BWV 582 (free transcription for two pianos)
↑ここに挙げたような書法も随所にみられます。音の追加により和声も増強されています。

Bach=Tagliapietra/ Passacaglia in C minor BWV 582 (free transcription for two pianos)
↑極めつけはフーガの後半、この不協和音のトレモロに、オルガンペダル部もまたトレモロで重ね、その後への盛り上がりを表現しています。

タイトルに「自由な編曲」とある通り、三度や六度の和音増強の他、広い音域を駆使して二人の奏者にうまく割り振っており、ブゾーニ的な重厚なパッサカリアを期待する方にはすぐれた編曲と映ることでしょう。
音源はHMV、Amazonそれぞれ以下で入手可能です。
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シーモア・バーンスタイン(Seymour Bernstein, 1927-)編曲の楽譜が2冊届きました。カンタータ第106番からの前奏曲「神の時こそいと良き時」と、カンタータ第147番からのコラール「主よ人の望みの喜びよ」
特に前者については、今年日本でも公開された、シーモア氏についての映画『シーモアさんと、大人のための人生入門』 (原題: Seymour: An Introduction) の中で演奏されたこともあって、多くの音楽愛好家に注目を浴びた曲でした。
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元はフリスキン編曲のものですが、既に絶版かつ、著作権も出版権も切れていないため、楽譜の入手が極めて難しくなっていました。私のもとにも多くの楽譜捜索のお問い合わせをいただきました。
シーモア氏のもとにも、楽譜はどうやったら入手できるか世界中から問い合わせが来ていたようで、自身の編曲を書くことに決めたとのこと。そしてその本人の解釈・編曲が施された楽譜が、Manduca社から出版されました。
フリスキン編との違いは、多くは詳細な指示(デュナーミク、ペダリング、装飾音)の書き込みと、低音の演奏が合理的になるような修正がいくつか見受けられます。
こうして良曲が入手し易くなることは大変喜ばしいことですし、今後は楽譜捜索の問い合わせへの回答にも明確に応えることができるのも良かったです。

バッハ=ストラダルのナナサコフCD

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バッハのブランデンブルク協奏曲、ストラダルによるピアノソロ編曲版について、ナナサコフによる録音が12月にリリースされます。(Amazonへの商品リンク
およそ6年前に、ストラダル編曲のブランデンブルク協奏曲集の楽譜校訂と解説執筆のお仕事をさせてもらった流れで(関係者は別ですが)、今回は楽譜提供とこのCDのブックレットの解説文を担当させていただきました。

傑作であるブランデンブルク協奏曲全6曲を中心に据えながら、ヴィヴァルディ等先輩の協奏曲を編曲したオルガン協奏曲、自身の旧作を編曲したチェンバロ協奏曲、つまりバッハの音楽人生と協奏曲との関わりを追った名曲群が、全てピアノ・ソロ用の編曲として収録されています。
ミヒャエル・ナナサコフは、Wikipediaにもある通りMIDI打ち込みと自動ピアノを組み合わせて楽曲演奏を行うヴァーチャルピアニストです。カツァリスやアムランにも難し過ぎると言わしめたこれらの編曲、まさにナナサコフの出番です。
音源化してくれたことに感謝です。収録曲は以下の通り。

[Disk 1]
(1) ブランデンブルク協奏曲 第1番 ヘ長調
(2) ブランデンブルク協奏曲 第2番 ヘ長調
(3) ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調
(4) ブランデンブルク協奏曲 第4番 ト長調
(5) ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調

[Disk 2]
(1) ブランデンブルク協奏曲 第6番 変ロ長調
(2) チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調
(3) チェンバロ協奏曲 第5番 ヘ短調
(4) オルガン協奏曲 第2番 イ短調
(5) オルガン協奏曲 第4番 ハ長調
(6) オルガン協奏曲 第5番 ニ短調

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ブゾーニ関連の2台ピアノ作品CD/DVD

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2016年はブゾーニ生誕150年の年であり、そのアニバーサリー企画のCD(DVD)「Early Twentieth Century: in search of roots... Vol.1: Works For 2 Pianos」がリリースされました。
このCD/DVDのメインは、ブゾーニの対位法的幻想曲・2台ピアノ版と、ブゾーニの弟子だったイタリアの作曲家兼ピアニスト、ターリアピエトラ(Gino Tagliapietra, 1887-1955) 編曲のパッサカリアの2台ピアノ編。
六年前に、2台ピアノ編のパッサカリアという記事でこのターリアピエトラ編のパッサカリアについて書きましたが、当時は録音が無かったものが、CD・DVDとして聴けるようになりました。

他の収録曲も他に録音が少ないものであり、録音だけでなく映像としても収録されているため、貴重なリリースです。

<収録曲>
バッハ=ターリアピエトラ: パッサカリア ハ短調 BWV 582
ブゾーニ:対位法的幻想曲
・ブゾーニ:バッハのコラール「幸なるかな」による即興曲
・モーツアルト=ブゾーニ:自動オルガンのための幻想曲
・モーツァルト=ブゾーニ:協奏的小二重奏曲(ピアノ協奏曲第19番のフィナーレによる)

このブゾーニ・アニバーサリー企画のCD/DVDは、限定500枚(通番つき)とのことで、しばらくすると入手困難になることが予想されます。

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カバレフスキー編曲のトッカータとフーガ「ドリア調」BWV538
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2000年頃にNAXOSから出たCD、J.S.バッハの作品のピアノ用編曲に収録されて以来、この編曲の楽譜がどうやったら手に入るかと色々な方から問い合わせを受けました。私もコピーのコピーとしてしか持っておらず、自信を持って回答できずもどかしい思いをしてきました。
その後もhyperionからもロシア音楽家による編曲集有森氏によるカバレフスキー集、などにも取り上げられ、音楽愛好家の中ではバッハのピアノ編曲の傑作の一つとみなされてきた感があります。
そんなこの編曲、ようやく出版譜を入手することができました。輸入楽譜のカマクラムジカさんのメルマガでさらっと取り上げられていたのを見つけ、取り寄せてもらい購入しました。
今回はじめて知りましたが、Chant du Mondeというパリの出版社から、1994年に出版されていたようです。楽譜の注文は、カマクラムジカのブログ記事を確認してください。

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Kolly-Brandenburg-CD
数々のバッハ関連の録音を世に出してきている、カール=アンドレアス・コリー(Karl-Andreas Kolly, 1965-)の新譜紹介です。いよいよ面白くなってきました。
およそ1年半前に管弦楽組曲のピアノ編曲版CD(全曲)を驚きとともに紹介しましたが、今度は何とブランデンブルク協奏曲の全曲。
第6番はヴェデルニコフ編曲と記載がありますが、それ以外はコリー自身の編曲とのこと。早速聴いてみたところ、素晴らしい!硬いピアノの音色で新しい魅力が聴けます。接近した複数声部の弾き分けも見事です。

しかしながら、第6番以外全て「楽譜が存在しないコリー編」とすることに違和感が・・・
まず第3番と第4番は、ストラダル編を下敷きにしていると思われます。原曲の全部の音を拾うことは不可能なのでどこかで取捨選択する必要がありますが、その取捨選択の方法がストラダルと同じなのである程度特定可能です。ストラダル編で絶対弾けないと思われる箇所を、コリーはうまく割愛しながら再構築していました。おそらくストラダル編と記載するにはそのように改変した箇所が多いため、コリー編としたのでしょう。
(あと、現時点でIMSLPにアップされてあるストラダル編曲のブランデンブルク協奏曲は第3番と第4番だけ、ということも関連するかどうか・・・)
一方で第1番、第2番、第5番はストラダル編とは大きく異なりますが、、、第1番はテューリン編が下敷きでしょう。私も演奏したことがあるのでよくわかります、第1楽章はほぼ同じ。後半一部が高音部記号の適用をしていない部分がある程度の違いです。
第2番はBrailsford編がベースと思われます。そして第5番は、Rockzaemon編と声部の取捨選択が同じことに気づきました。もちろんこれらはそのままではなく、コリーなりにこうした方が良いと考えた(と思われる)ところをいくつか改変して演奏しています。

断定はできませんが、これら第1番から第5番まで、すべてIMSLPに以上のピアノ編が掲載されていることは無関係ではなさそうです。ライナーノーツには『コリーは、正式なピアノ譜など作成しておらず、録音の際は、オーケストラスコアを見ながら演奏したと伝えられている』と書いてありますが、それは脚色しすぎではないでしょうか。「既存のピアノ編曲をベースに、コリーなりの解釈と改良を加えて演奏している」ということなのではないかと想像します。もしそうだとすると、IMSLPに掲載されているとはいえパブリックドメインではないBrailsford編Rockzaemon編は、クリエイティブコモンズの規範に従う必要があるのではないかと懸念します。(もしすでに著作権者と合意済みならその限りではありませんが)

唯一編曲者名が明記された、ヴェデルニコフ編曲の第6番は、おそらく譜面として入手したのではないでしょうか。この曲でも接近した複数の声部がその難しさを押し上げていますが、その弾き分け技術は流石です。
Bach=Vedernikov/Brandenburg Concerto No.6 BWV 1051

若干否定的な内容も書いてしまいましたが、バッハの傑作・ブランデンブルク協奏曲全曲をピアノソロで演奏した音源を残したことは快挙であり、その演奏も素晴らしいものでした。その他、フリギア終止の二和音だけが記譜された第3番の2楽章、イギリス組曲第5番のサラバンド前半が使われていて(ライナーノーツにはコリー作曲と書いてありましたが、、、)、ここにこの曲を配置するのもなかなか良いと思いました。

私がストラダル編の楽譜の解説で書いたように、ストラダルが記譜した全ての音を弾くのではなく演奏者による取捨選択によって良い音楽となることを具現化してくれていると言えるでしょう。

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(2016/8/10追記)
コリー本人にメールでコンタクトを取り、上記について確認してみました。
要約すると、ベースとなった編曲が存在すること、それが私の推測と同じ編曲であること、コリー自身の判断で多くの改変を加えたこと、などが確認できました。
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HMVでの商品リンク
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<収録曲>
ブランデンブルク協奏曲 第1番 ヘ長調 BWV 1046(テューリン編?)
ブランデンブルク協奏曲 第2番 ヘ長調 BWV 1047(Brailsford編?)
ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV 1048(ストラダル編?)
ブランデンブルク協奏曲 第4番 ト長調 BWV 1049(ストラダル編?)
ブランデンブルク協奏曲 第5番 二長調 BWV 1050(Rockzaemon編?)
ブランデンブルク協奏曲 第6番 変ロ長調 BWV 1051(ヴェデルニコフ編曲)

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'Sonata' from Cantata No.182 for piano solo

前回更新に引き続き、昔の作品、カンタータ 第182番 「天の王よ、汝を迎えまつらん」 BWV 182 より 第1曲「ソナタ」 を、見直して細かい手直しを加え、楽譜をSheet Music Plusで運営しているSMP Pressにて、PDFで販売することにしました。

'Sonata' from Cantata No.182 "Himmelskönig, sei willkommen" BWV 182

Cover tiny file look inside Sonata from Cantata No.182, for piano solo Composed by Johann Sebastian Bach (1685-1750). Arranged by Hiroyuki Tanaka. For Piano Solo. Baroque Period. Advanced Intermediate. Piano Reduction,Solo Part. 3 pages. Published by Hiroyuki Tanaka (S0.130151).

およそ10年前、まだピアノ編曲を手探りで作っていた頃の作品、音楽のささげもの BWV 1079 トリオソナタ より 第1楽章「ラルゴ」。楽譜をSheet Music Plusで運営しているSMP Pressにて、PDFで販売してもらうことになりました。
楽譜を公開するにあたり、改めて見直ししてみました。当時のインスピレーションを尊重し、編曲方針はそのままにして、弾きやすさや音楽理論的により相応しいと思われる形になるように手直ししました。

Largo from Trio sonata in c minor ~ Musical Offering BWV 1079

Cover tiny file look inside Largo from Trio Sonata in c minor ~ Musical offering BWV1079 For Piano Solo. Baroque Period. Advanced Intermediate. Solo Part. 5 pages.

昨年末より、集中的にバッハのピアノ曲を片手用に編曲する取り組みを進めています。詳細は後にあらためて書きますが、小規模な曲を中心に編曲しており、その中で3月に完成させたやや規模が大きい2つの作品について今回は書きたいと思います。2つとも平均律クラヴィーア曲集 第1巻から、フーガを除く前奏曲です。

1つ目は第8番の変ホ短調で、編曲にあたってはニ短調に移調し、メロディーラインはオクターブ下げています。諸事情によりニ短調に移調しましたが、変ホ短調の版も作ってあります。
J. S. Bach/ Prelude D minor(original is E flat minor) from WTC Book I, arranged for left hand only by Hiroyuki Tanaka.
Bach=Tanaka/Prelude in D minor(original is E flat minor) BWV 853/1 for left hand only

2つ目は、第24番のロ短調です。こちらは、原曲のバスを割愛し、上二声をオクターブ下げてデュエットの形にしました。部分的にバスを補っていますが、基本は上二声だけで崇高な音楽が成立します。
J. S. Bach/ Prelude B minor from WTC Book I, arranged as a duet for left hand only by Hiroyuki Tanaka.
Bach=Tanaka/Prelude in B minor BWV 869/1 for left hand only

両曲ともに平均律第1巻の中では大変人気の高い曲であり、このような編曲は非難されることを覚悟した上で。

ピアニスト・有森博 氏がリリースしてきた一連のCDで、カバレフスキー(Dimtri Kabalevsky,1904~1987)編曲のバッハがすべて揃いました。
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写真は氏のCDと、カバレフスキー編曲の楽譜で、オルガン前奏曲とフーガ ハ短調と、8つの小前奏曲とフーガ集。最初に取り上げたのは約6年前の記事、カバレフスキー編曲のバッハ・オルガン曲。もちろんカバレフスキーのピアノ曲の全曲録音がメインテーマかとは思いますが、第2集、第4集、そして2015年にリリースされた第5集には、それぞれバッハのピアノ編曲が数曲ずつ同時収録されてきました。各集の収録曲は以下の通りです。

カバレフスキー 2
8つの小前奏曲とフーガ 第1番 ハ長調 BWV 553
Bach=Kabalevsky/Eight Short Prelude and Fugue No.1 BWV 553
トッカータとフーガ ニ短調 (ドリア調) BWV 538
Bach=Kabalevsky/Toccata and Fugue in D minor BWV 538


カバレフスキー 4
前奏曲とフーガ ハ短調 BWV 549
Bach=Kabalevsky/Prelude and Fugue in C minor BWV 549
8つの小前奏曲とフーガ 第3番 ホ短調 BWV 555
8つの小前奏曲とフーガ 第4番 ヘ長調 BWV 556
8つの小前奏曲とフーガ 第5番 ト長調 BWV 557
8つの小前奏曲とフーガ 第6番 ト短調 BWV 558
8つの小前奏曲とフーガ 第7番 イ短調 BWV 559
8つの小前奏曲とフーガ 第8番 変ロ長調 BWV 560

カバレフスキー 5
8つの小前奏曲とフーガ 第2番 ニ短調 BWV 554
トリオ・ソナタ 第2番 ハ短調 BWV 526
Bach=Kabalevsky/Trio Sonata No.2 BWV 526

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左手用編曲の再燃

12月は、上旬にワンハンド・ピアノフェスタに参加して再び片手用編曲について刺激を受けて、たくさんの左手用編曲に取り組み、その中で以下を仕上げました。

小前奏曲 ハ長調 BWV 924
J. S. Bach/ Little Prelude in C Major, BWV 924 arranged for piano left hand only by Hiroyuki Tanaka
BWV924の小前奏曲は、原曲に忠実な版と、ペダルを使わなくても弾けるように簡略化した簡易版を作りましたが、結果的には簡易版の方が純粋でいい出来のように思います。

イギリス組曲より「二つのサラバンド」
J. S. Bach/ Two Sarabandes from English Suite(No.4 in F Major, No.6 in d Minor),  arranged for piano left hand only by Hiroyuki Tanaka

イギリス組曲からの二つのサラバンドは、四年前の作品(第6番第4番)の練り直しです。今回はドゥーブルは無しで、より音を厳選して、無理な跳躍を避けてペダルなしでも弾けるようにしました。この編曲を通じて、昔と比べて進歩していると実感することができました。

コラール前奏曲「甘き喜びのうちに」
J. S. Bach/ Chorale 'In Dulci Jubilo', BWV 729 arranged for piano left hand only by Hiroyuki Tanaka
J. S. Bach/ Chorale 'In Dulci Jubilo', BWV 729 arranged for piano left hand only by Hiroyuki Tanaka
バッハ若き日のオルガンコラール編曲、「甘き喜びのうちに」は、思いついてから一気に作ったものですが、無理なく広い音域を使っていて、自分でもかなりうまく仕上がったと思います。

小前奏曲とフーガ ホ短調 BWV 533
J. S. Bach/ Prelude and Fugue in e Minor, BWV 533 arranged for piano left hand only by Hiroyuki Tanaka
J. S. Bach/ Prelude and Fugue in e Minor, BWV 533 arranged for piano left hand only by Hiroyuki Tanaka
BWV533の小前奏曲とフーガは、フーガを含めてさほど無理なく編曲出来たということで満足していますが、上記のコラール編曲の方に比べると弾き易さは劣りますし、やはりフーガは初めから片手用に意識して創作されたものでないと難しいということを今回も痛感しました。

まだまだ片手用編曲構想中の曲がたくさんありあります。2016年も積極的にアウトプットしていきたいと思います。

J. S. Bach/ Prelude C sharp major from WTC Book I, arranged as an etude for left hand only by Hiroyuki Tanaka.

バッハ片手用編曲の20曲目は、平均律第1巻の第3番 前奏曲 嬰ハ長調(フーガは除く)を、左手用の練習曲として編曲しました。

J. S. Bach/ Prelude C sharp major from WTC Book I, arranged as an etude for left hand only by Hiroyuki Tanaka.

今回は演奏会用の効果の追求や、あたかも両手で弾いたかのうに聞こえるような編曲ではなく、片手だけでバッハの音使いを感じることができるような編曲に仕上げました。

Organ Fantasia in G major BWV572

幻想曲、または Pièce d'orgue(オルガン曲)と名付けられた幻想曲 ト長調 BWV572 は、急-緩-急の3部に分かれており、バッハの曲ではめずらしく、フランス語による楽語がつけられていることも興味深いところです。
 1. Très vitement
 2. Gravement
 3. Lentement

さてこの曲、特に第1部と第3部のトッカータ調の曲想は、かねてよりピアノでの演奏で新しい魅力が得られる曲として注目していました。第2部はオルガン的な荘重な音楽で、既にバックスによる良い編曲がA Bach Book for Harriet Cohenに収録されていました。一方で華麗な第1部や第3部を含めた、全楽章の編曲としてはヘルシャーやストラダルのものくらいで、良いピアノ用編曲と言うにはやや物足りないものでした。特に冒頭楽章はオリジナルの音だけだと単調な音楽になりがちです。3部分を通すことで、動機的統一もありバランスの良い曲となるだけに、充実したピアノ編曲は作れないものかと自分で編曲することも視野に入れて考えていました。

そんな中、現役の若手ピアニスト、グリャズノフ(Vyacheslav Gryaznov, 1982-)が自分の編曲によるこの 幻想曲 ト長調 BWV572 を弾いている動画を観て、あらためてこの曲をピアノで弾くことによる魅力を感じました。たとえば冒頭楽章ではバスに新しい走句が程よく付け加えられており、とても充実した音楽になっています。
Bach=Gryaznoff/Fantasie in G Major BWV 572
演奏動画はこちらです。

なお、この曲の楽譜は彼の公式ホームページhttp://gryaznoff.com/en/)でダウンロードすることができます。
彼の編曲作品は近年出版されていますが、この曲は何故か出版楽譜には収録されなかったようです。グリャズノフ本人以外にも、より多くの人の目にふれてピアノで演奏されると良いなと強く思います。

ここ15年ほど、演奏会に出演させてもらえる機会には、ほぼ毎回バッハ関係の曲を取り上げています。弾きたい曲はたくさんあって尽きなく、どれを弾こうかなかなか決められません。そこで、ここ数年はアニバーサリーイヤーにあたる音楽家による編曲、という条件を取り入れています。さて2015年は誰がいるかと調べたところ、カミーユ・サンサーンス(Camille Saint-Saëns, 1835-1921)が生誕180年、ということでサンサーンス編曲のバッハに挑戦しました。

サンサーンスは、バッハのピアノ編曲として12曲(BWVでカウントすると13曲)残しています。6曲ずつセットで、第1巻は1862年に、第2巻は1873年にDurandから出版されました。先輩であるリストの編曲(6つのオルガン前奏曲とフーガの編曲は1952年に出版)と比べた大きな違いは、バッハのオリジナルが鍵盤楽器の曲ではない、カンタータや無伴奏ヴァイオリン曲からの編曲であることです。

今回私は、この第2巻の中の2曲目、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番(※1)の第2楽章「フーガ」の編曲に挑戦しました。
Bach=Saint-Saens/Fugue from Violin Sonata BWV 1005
バッハの作品の中でも最も長いフーガであり、なんと354小節(※2)にわたりヴァイオリンだけで壮大な世界が繰り広げられる傑作です。フーガの主題はコラール「来たれ、聖霊よ、主なる神よ」であり、他のフーガと比べても息の長いテーマに、半音階の対位句が付いて回ります。軽快なエピソードを数回挟みつつ一旦頂点を築いた後、後半は逆行形でテーマが現れ、特に半音階上行により自信に満ちた音楽へと変わっていきます。サンサーンスの編曲は、この偉大なフーガをピアノで自然に弾けるようにしていることが何よりの功績ですが、特に広い音域を使うようにしていたり、裏拍を刻みながら盛り上がる部分などはピアノに適した表現となっていると思います。

今回もう一つの挑戦は、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番の第1楽章であるアダージョを編曲し、「前奏曲とフーガ」の形で演奏することでした。このアダージョは属調で終わり、さらにフーガも属音から始まることからも、それぞれ単独で演奏するよりもペアで演奏することが望ましいと言えるでしょう。さてこのアダージョは、実はバッハ自身によるチェンバロ用編曲が残されています。番号は BWV 968 が付けられているもので、バッハ自身によりト長調に移調されています。これは他のバッハ自身の編曲を色々見比べてみても、音の加え方などが手が込んでいます。バッハは自作の無伴奏弦楽器曲を鍵盤楽器でもよく弾いていたことを証明する良い例です。今回サンサーンス編のフーガとペアで演奏するにあたり、バッハ編曲のアダージョをハ長調に戻し、数ヶ所ピアノ向けに修正しました。またピアノの楽器特性に合わせて、両楽章ともに一般的なヴァイオリンでの演奏よりも速いテンポで演奏しました。
J.S. Bach=Saint-Saëns=Tanaka: Prelude and fugue from Sonata for violin solo No.3 in C Major BWV 1005

(※1) 当時は無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータの区別をしていなかったようで、原題は「Fugue de la 5 e Sonate de Violon」となっていましたが、ここでは現代の番号体系に合わせています。

(※2) 同じような描写と判断したのか、サンサーンスの編曲では原曲の106小節目から135小節目の30小節を思い切って省いています。

スタンチッチのバッハ編曲

スヴェティスラフ・スタンチッチ(Svetislav Stančić, 1895-1970)、クロアチアのピアニスト、作曲家、そして音楽教育者です。去年、黒岩悠氏のCD「Inspire To/From J.S.Bach」で初めて知った音楽家でした。興味深いバッハのピアノ編曲を残していたため、その後この音楽家について調べ、楽譜を探していました。

英語圏の情報を探してもなかなか見つけられず、YouTubeで見つけたスタンチッチを弾くピアニストにメールで頼み込み、楽譜をコピーしてもらいました。感謝です。
スタンチッチは、1920年から1922年にかけて、ブゾーニの元で作曲を学びました。そのワークショップの中で1922年に創られた編曲が、今回紹介する『カンタータによる4つの前奏曲』(Vier Kantaten - Vorspiele)で、ブゾーニに捧げられたようです(an Feruccio Busoni, Berlin 1922. と書いてありました)。収録曲は以下の4曲、それぞれカンタータの冒頭楽章をピアノ・ソロ用に編曲しています。さすがブゾーニの弟子、分厚い音で豊かな響きを出すことに成功しています。また、この4曲を続けて演奏すると、緩-急-緩-急、長-短-短-長、バランスの良い4楽章の楽曲として演奏可能です。以下、譜例とともに紹介します。

1. Prelude from Cantata BWV 106 "Actus tragicus"
Bach=Stancic/Prelude from Cantata BWV 106 'Actus tragicus'

2. Prelude from Cantata BWV 18 "Sinphonia"
Bach=Stancic/Prelude from Cantata BWV 18 'Gleich wie der Regen und Schnee vom Himmel fällt'

3. Prelude from Cantata BWV 12 "Weinen, Klegen, Sorgen, Sagen"
Bach=Stancic/Prelude from Cantata BWV 12 'Weinen, Klegen, Sorgen, Sagen'

4. Prelude from Cantata BWV 31 "Am ersten Osterfesttage"
Bach=Stancic/Prelude from Cantata BWV 31 'Am ersten Osterfesttage'

録音は、前述した黒岩氏のCD(1曲目)の他、いくつかはYouTubeで聴くことができます。

こちらはKadri-Ann Sumera による3曲目の演奏。YouTubeには2曲目の演奏もアップされています。

こちらは全曲を通した、スタンチッチの弟子であるRanko Filjak の録音。

手の込んだ素晴らしい編曲であるため、もっと世に広まってもらいたいものです。

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ブゾーニ編曲の「聖アン」初版

ブゾーニ(Ferruccio Busoni, 1866-1924)編曲の、オルガン前奏曲とフーガ、変ホ長調 BWV552。通称は「聖アン」。そのフーガは私が最も好きなフーガであり、今まで何度か挑戦し弾いたことがあります。バッハのピアノ編曲の中では比較的有名な部類に入りますが、世の中に出回っている楽譜は改訂されたものであり、ほとんど知られていない初版があります。存在は知りつつも、なかなか入手できずにいたこの初版、ようやく入手しました。
Bach-Busoni BWV 552 (first edition, 1889)

さてこの初版は1889年にRahter社から出版されました。改訂版は、細かい点でいくつか改良されているのですが、その際に大きくカットされてしまった部分があります。それが、前奏曲とフーガの間に任意で挿入されるカデンツァ。前奏曲の最後の和音を偽終止とするOssiaが付き、11小節にわたるカデンツァが二種類用意されています。

この初版をカデンツァ付きで演奏した録音は、私が知る限り二つあります。
まずは、hyperionのバッハ編曲集CDの第1弾、ニコライ・デミジェンコの演奏。こちらでは一つ目のカデンツァを演奏しています。
Bach=Busoni/ Cadenza I of Prelude and Fugue in E flat Major, BWV 552

昔この演奏を聴いた時には、楽譜が存在することは知らずに、奏者のアドリブで弾いていると思い込んでいました。前奏曲の中でも度々登場するジグザグ音形をオクターブ重音、トレモロで演奏させるカデンツァです。

もう一つは、以前にも紹介した ホルガー・グロショップのブゾーニ編曲作品集 に含まれたもの。こちらは二つ目のカデンツァを演奏しており、このCDのライナーノートを見て、この初版の存在とカデンツァが二つ存在することを知りました。こちらは、一つ目と同じ音形を単音で弾きつつ模倣的書法で重ねていく形で頂点を築いています。
Bach=Busoni/ Cadenza II of Prelude and Fugue in E flat Major, BWV 552

初版と改訂版の一番大きな違いはこのカデンツァの有無ですが、それ以外にも細かい違いがいくつかあります。まずは前奏曲の冒頭、初版では下降音形をトレモロにしていますが、改訂版では3オクターブで弾かせます。前奏曲の終結部では、改訂版ではトリルをより長く聞かせる編曲上の工夫を加えています。全般的に初版には第三のペダル(ソステヌート・ペダル)の明確な指示があるのに対して、改訂版にはその指示は見られません。最後にコーダは、初版では高音域でのトレモロなのに対し、改訂版では中音域でかつアラルガンドを表現するために1小節追加しています。多くは改良されたと見做せますが、カデンツァやソステヌート・ペダルの指示が初版にしかない部分などには疑問も残ります。何にせよ、貴重な資料となりました。

来年2016年はブゾーニの生誕150年となります。いい機会なので、この初版を使ってカデンツァも含め、再度演奏してみたいと考えています。

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プロフィール

田中 博幸 (Hiroyuki Tanaka
hiro105@cc.rim.or.jp
音楽、バッハ、ピアノが好きなサラリーマン。バッハのピアノ編曲に関する楽譜/音源を収集、研究している。フーガやカノンなどの対位法的楽曲を好む。ピアノの他、和声と対位法を勉強中。片手のためのピアノ編曲を創作。「左手のアーカイブ」プロジェクトで編曲家として活動。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
IMSLPに公開した作品は、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 非移植 ライセンスに基づく。

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