Bach for One Hand

2011年10月20日に長男が生まれ、生活リズムはがらりと変わり全てが育児中心になりました。そんな中で、父親である私の趣味(ピアノ、バッハの音楽)を何とか育児の中に取り込めないかと、片手でだっこしながらもう片方の手でピアノを弾いて聴かせてあげるという、新しいピアノの楽しみ方を探るようになりました。

当時育児のため週末に外出できないことが多かったため、自宅でできる編曲の創作意欲は高まりSNSに投稿してみると、多くの友人から「いいね」をいただき、一時期は調子に乗って毎週編曲を作っていました。

その後、左手のピアニストとして活動する智内威雄さんと出会い、左手のアーカイブプロジェクトに参加、中級者向けの左手用編曲を数多く創作・出版しました。一部の作品はIMSLPにも掲載し、それをもとに海外のピアニストたちが演奏してくれたりするようになりました。Paul Barton plays Bach-Siloti-Tanaka Prelude for left hand onlyK. Kojima played Bach=Tanaka BWV535 など。