バッハのブランデンブルク協奏曲、ストラダルによるピアノソロ編曲版について、ナナサコフによる録音が12月にリリースされます。(Amazonへの商品リンク)
およそ6年前に、ストラダル編曲のブランデンブルク協奏曲集の楽譜校訂と解説執筆のお仕事をさせてもらった流れで(関係者は別ですが)、今回は楽譜提供とこのCDのブックレットの解説文を担当させていただきました。
傑作であるブランデンブルク協奏曲全6曲を中心に据えながら、ヴィヴァルディ等先輩の協奏曲を編曲したオルガン協奏曲、自身の旧作を編曲したチェンバロ協奏曲、つまりバッハの音楽人生と協奏曲との関わりを追った名曲群が、全てピアノ・ソロ用の編曲として収録されています。
ミヒャエル・ナナサコフは、Wikipediaにもある通りMIDI打ち込みと自動ピアノを組み合わせて楽曲演奏を行うヴァーチャルピアニストです。カツァリスやアムランにも難し過ぎると言わしめたこれらの編曲、まさにナナサコフの出番です。
音源化してくれたことに感謝です。収録曲は以下の通り。
[Disk 1]
(1) ブランデンブルク協奏曲 第1番 ヘ長調
(2) ブランデンブルク協奏曲 第2番 ヘ長調
(3) ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調
(4) ブランデンブルク協奏曲 第4番 ト長調
(5) ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調
[Disk 2]
(1) ブランデンブルク協奏曲 第6番 変ロ長調
(2) チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調
(3) チェンバロ協奏曲 第5番 ヘ短調
(4) オルガン協奏曲 第2番 イ短調
(5) オルガン協奏曲 第4番 ハ長調
(6) オルガン協奏曲 第5番 ニ短調
—-(ご参考)Amazonでの入手方法—-