イタリアのピアニスト、セルジオ・フィオレンティーノ(Sergio Fiorentino, 1927-1998)のバッハピアノ編曲を紹介します。私は2000年前後にまとまってAPRからリリースされたフィオレンティーノの録音の数々を聴いてすっかり虜になりました。スクリャービンやリストも素晴らしいのですが、バッハも、バッハのピアノ編曲もまた素晴らしいのです。その中で、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト短調 BWV1001全曲の編曲と、「主よ、人の望みの喜びよ」の編曲が、楽譜集『Sergio Fiorentin: Transcrizioni da concerto per pianoforte』(出版社:Editzioni Curci)に収録されました。無伴奏ヴァイオリン・ソナタ BWV1001全曲の編曲は大変な力作で、ピアノで演奏するために多くの旋律や和音を加えながらも、オリジナルの端正な佇まいを良く伝えてくれます。下の写真は第1楽章・アダージョ、第2楽章・フーガの冒頭です。
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バッハのほかにも、ブラームスの『愛の歌』の数々や、フォーレの『夢のあとに』など美しい編曲が60ページ以上にわたり収録されています。カマクラムジカディアレッツォなどで注文可能です。

これらの編曲が収録されたCD、今でも全く手に入らないほど入手困難ではないので紹介します。ヴァイオリン・ソナタの編曲はこちらのCDに、『主よ、人の望みの喜びよ』はこちらのCDに収録されています。もちろん10CDのコレクション版にも含まれています。

<楽譜の収録曲>
バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト短調 BWV 1001
バッハ/コラール「主よ、人の望みの喜びよ」 BWV 147
・パガニーニ/カプリース ホ長調 Op.1-9
・シューマン/献呈 Op.25-1
・シューマン/蓮の歌 Op.25-7
・ブラームス/愛の歌 より Op.25-1, 2, 3, 6
・チャイコフスキー/ワルツ 変イ長調 Op.40-8
・フォーレ/夢のあとに
・マーラー/恋人の婚礼のとき

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