バッハ片手用編曲の17曲目は、オルガン曲の前奏曲とフーガ ト短調 BWV 535 より 前奏曲 を、左手だけで演奏できるように編曲しました。以前編曲した左手のためのトッカータとフーガ ニ短調 BWV 565と同様に演奏効果を意識した、演奏会向け編曲です。こちらの方がやや弾きやすく編曲できたと思います。まずは冒頭部です。Gの保続音はソステヌートペダルを使う指示をしています。
レシタティーヴォの部分と半音階で分散和音が下降する部分は、片手だと演奏が難しいですが、弾けないことはなく左手のための良い練習になるのではないでしょうか。そして終結部は、片手であっても重厚な響きを再現することができました。
近い将来、どこかの演奏会で実際に演奏してみたいと考えてます。