リュートのためのパルティータ、他

Breitkopfから出版されているブゾーニ版バッハ全集の第23巻「Vol.XXIII: Suites etc.」を購入しました。 目的は、原曲はリュートのための曲であるパルティータ ハ短調。 通常はリュートやギターなどで弾きやすいようにイ短調に移調して演奏されることが多いですが、 キルヒーホフのリュートによる原曲に忠実な演奏をCDで聴いて、あらためてこの曲の良さを感じました。 ただ、楽譜はDoverのもの(旧バッハ全集の内容)を持っていたのでピアノで弾いてみたのですが、どうもピアノだと 音域が偏りすぎていたり、音の隙間が多すぎたりと感じてしまいます。中音域にもう1声旋律が欲しいと思っていたところに、 このブゾーニ版の楽譜を見つけたわけです。さっそくこの曲を、曲目データベース に譜例付きで曲目解説を追加しました。
もう一つ、Junichi Steven Sato 編曲の前奏曲とフーガ ニ長調の楽譜を入手しました。この曲は、 Grey Massという様々なパロディーが収録されている曲集に入っています。

フィリップ編のバッハ

イシドール・フィリップ編の楽譜が2つ届きました。 協奏曲 ニ短調と、トッカータとフーガ ニ短調。 協奏曲の方は、2月に紹介したストラーダル編曲 のものと同じで、原曲ヴィヴァルディの協奏曲(調和の幻想 Op.3-11)をバッハがオルガン協奏曲として編曲したものです。以下は冒頭部分の譜例です。
Bach=Philipp/ Concerto in d-moll BWV 596
それにしてもトッカータとフーガ ニ短調はいくらでも出てきますね。 以上、曲目データベースに追加しました。