バッハをピアノで弾くピアニストの紹介。サムイル・フェインベルグ(Samuil Feinberg, 1890-1962)、このピアニストについては私のこのページ作成当初から色々なところで紹介してきましたので、それらの記事へのリンクしておきます。
<主な録音>
・平均律クラヴィーア曲集 全2巻 BWV 846-893
・半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903
・幻想曲とフーガ イ短調 BWV 904
・トッカータ ハ短調 BWV 911、ニ長調 BWV 912
・イタリア風アリアと変奏 BWV 989
・パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV 825
・シンフォニア 第9番 ヘ短調 BWV 780、弟12番 イ長調 BWV 783
・その他、バッハのオルガン曲のピアノ編曲
<注目のCD>
バッハ・オリジナルのクラヴィーア曲の演奏では、なんといっても平均律全2巻のCDがお勧めです。当然フェインベルグ本人は曲ごとに相当研究しているのでしょうけれども、曲の構成や理論がどうこうとは別次元で、感性に直接訴えかけてくる音楽です。ポリフォニーがポリフォニーだと思わせない。そして平均律各巻それぞれ、全24曲を通して一つの曲だと言っても過言ではないほど、聴き始めると全曲を通して聴いてしまうことが多いです。さてこのCD、再販されても限定盤であることが多くすぐ市場から消えてしまうため、Amazonのマーケットプレイスやオークションなどでは法外な値段がつけられたりしていますが、海外のWebのCDショップを探せばまだ手に入れられると思います。たとえば、jpcのWebサイトにもあります。
<おすすめの1曲>
トリオソナタ 第5番 ハ長調 より「ラルゴ」イ短調 BWV 529の演奏。バッハ編曲集のCD紹介やThe Art Of Samuel Feinberg Vol. 3で紹介したCDに収録されています。
<参考リンク>
平均律全2巻のCD紹介
バッハ編曲集のCD紹介
フェインベルグのバッハ編曲
国際フェインベルグ・スカルコッタス協会(海外)
フェインベルグの紹介(海外)
フェインベルグの平均律のレビュー(海外)
フェインベルグの平均律(再発売)
何度も紹介しているフェインベルグですが、先日の記事ですぐ入手困難になると書いた、…